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メモ&モノオキ

YADING SKYRUN 03

 開催場所

大会は四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県の亜丁自然保護区というところで開催される。といってもネットで検索するとピンポイントの情報は出でくるのだが、中国のどの辺りにあるのかサッパリ分からないしGoogle地図でもなかなか場所を特定できないしで難儀した。ガイドブックについては「地球の歩き方」の「成都 九寨溝 麗江 2018~19」に稲城と亜丁自然保護区が一応紹介されている。「チベット 2016~17」にも載っているが情報が古い。

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稲城亜丁空港(ダオチェン・ヤーディンくうこう)

最寄りの稲城亜丁空港は海抜4411mで現時点で世界最高所にある民間空港である。ちなみにこの空港もGooleで「稲城亜丁空港」と検索しただけでは場所がよく分からない。ウィキペディアから座標(北緯29度19分23秒 東経100度03分12秒)をたどるか、中国語で「稻城亚丁机场」と入力すると百度のリンクがヒットする。空港から最も近い街は稲城(海抜3750m)でおそらく4~50kmくらい離れていると思われる。

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香格里拉鎮(しゃんぐりら_ちん)[旧:日瓦]
亜丁自然保護区の拠点であり大会のメイン会場となる香格里拉鎮(海抜2980m)は空港から約130km(たぶん)。バスでおよそ2時間半の道のりらしい。なお香格里拉(しゃんぐりら)という地名は雲南省にもあり場所も近いため紛らわしい。

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稲城三神山

亜丁自然保護区にある3つの山は、亜丁チベット民族を守護するとされ、北の仙乃日は観世音菩薩、南の央邁勇(5958m)は文殊菩薩、東の夏諾多吉(5958m)は金剛手菩薩にあたる。チベットの人々は、もし三回参拝できたなら一生の願い事が叶うと信じている。・・・とのこと。チベット語は発音が難しいためか、調べる本やサイトによって山の読み方がまちまちだ。ここではとりあえず「地球の歩き方」にならい、仙乃日(チェンレースィ)・央邁勇(ジャンペーヤン)・夏諾多吉(チャナ・ドルジェ)と読むことにした。

 

レース

レースには2種目参加する。初日が沖古寺(3882m)をスタートし海抜5000mがゴールのバーティカル7km。2日目は香格里拉鎮(2947m)をスタートし仙乃日(チェンレースィ)の周りを時計回りに一周し沖古寺(3992m)にゴールするウルトラ46km。ウルトラは4700mの峠を2つ越える伝統的な巡礼(kora)コース。その他に29kmのスカイランがあり、スカイランは今年度のワールドシリーズの第1戦となっている(ただし誰でも参加可能)。